五代目 桂 文三(かつらぶんざ):1967年7月25日生まれ、大阪府柏原市出身。1991年五代目桂 文枝に入門し、桂つく枝、2009年5月16日に五代目桂 文三を襲名。2000年、なにわ芸術祭新人賞を受賞。出囃子は「助六上がり」。
平成21年(2009年)12月26日 ヨシモト∞ホール大阪にて収録。
・「時うどん」
(あらすじ)夜中、うどんを食べようということになった喜六と清八。しかし、合わせて十五文しか持ち合わせがなく、うどん代の十六文に一文足りない。そこで知恵の働く兄貴分が、勘定の際に時刻を聞くふりをして、見事に一文ごまかす。これは痛快と早速次の日、喜六は喜び勇んでまねるのだが…。
・「祟徳院」
(あらすじ)大店の若旦那が気病いで患いついてしまった。出入りの熊五郎が胸のうちを聞き出すと、高津神社で出会った娘さんに恋をしたという。が、どこの誰かはわからない。手掛かりとなるのは、その人から受け取った祟徳院の歌の上句だけ。病状は余談を許さず、親旦那は相手を見つけ出せば、多額の礼をすると約束する。褒美がもらえるとあって、熊五郎は大阪中を歩き回るが…。